若葉の薫る季節
ラベンダーの魅力は紫色の花穂とその香りにあることはよく知られていますが、個人的にはもうひとつあると思っています。それは今の時期の若葉の香りです。
つぼみがやっと見えてきたばかりの若葉を指でこすると、すっきりしたグリーンの香りが漂います。これが葉だとは信じられないくらい魅力的で、フローラルではないけどなぜだか「ラベンダーの葉」とわかる香りです。
ラベンダーは、葉や茎を含めて全体に香りがあります。以前、タネから育ててみたことがありましたが、ゴマの一粒よりもっと小さいくらいの黒いタネも確かに香りを持っていました。発芽した幼苗もしっかりと香ります。こんなに小さいうちから香りだけは一人前、まさに香りのハーブです。
ラベンダーには一時凝っていたので、20種類以上の品種を育てた経験があります。10年近く育てた大事な株が、突然枯れてしまったこともあれば、ベランダにお迎えして1年もたなかったものもあります。皆、それぞれに香りだけはしっかりと記憶に残っています。
お写真は「オカムラサキ」という品種で、日本人向けに改良されたもの。イングリッシュラベンダーなどとくらべるとややさわやかな芳香があります。開花は5月中旬で、楽しみです。


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